アナルコ・キャピタリズム研究(仮)ブログ

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キューブリックの天才

「時計じかけのオレンジ」。私の最も好きな監督の最も好きな作品である。すたれない、最高の芸術。その中の「あの」有名なシーンのロケ地に行ってきた。

A Clockwork Orange: Alex puts his Droogs in place
http://www.youtube.com/watch?v=v90KPJ6n4Ew

場所:Binsey Walk, Thamesmead South, London SE2
最寄駅:Abbey Wood (Southeastern, National Rail)

この「マリーナ」はただの人工池であったが、ポイントはこの場所と背景だった。一帯は1960年代に市によって作られた開発地区で、その「醜悪なコンクリートジャングル」で悪名高い所だ。映画制作当時完成したばかりのこの場所を「共産主義の支配する近未来のロンドン」として選んだロケーションの見事さ。

実際に行ってみて何か雰囲気が違うと思ったが、動画を見直して理由がわかった。1つはまだ施設が新しかったということ、もう1つは撮影時の天気の悪さである。雨に濡れた真新しい地面に、もやがかったような悪い天気がこの映像を美しいものにしているのだ。

「博士の異常な愛情」「フルメタル・ジャケット」と共通する「政府不信」と「反国家」のテーマ。このThamesmead地区の最初の住民はロンドン中心部のスラムクリーン化で移転してきた人たちだという。想像がつくと思うが現在のロケ地は日本の市営住宅と同様、雰囲気が悪い所だった。1980年代サッチャー時代に民営化され、現在も継続開発中であるが、なんでも地区の地盤が1年に4インチずつ沈んでいるそうだ。

さて私(「トムとジェリー」マニア)はこの有名なシーンに関連して一つ発見したことがある。それはこの映画史に残るといわれるスローモーション(BGMはロッシーニの「泥棒かささぎ」)の効果が、次のシーンとの比較によって明確になる?ということだ。

Tom & Jerry & Kitty Foiled Best music and action ever
http://www.youtube.com/watch?v=JXWCqmx2ZRA
同じロッシーニ(セビリアの理髪師)で同じ仲間内の暴力的な戯れ
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