8月19日(公示日翌日)リ「けっきょく山内さんはそのまま比例単独になりました」
私「にらみ合ったまま互いに動かないという均衡」
リ「はい、最後まで崩れなかったみたいですね。ぎりぎりまで調整・確認をしてたに違いありませんが」
8月22日(公示直後予測)リ「世論調査予測が出ました。みんなの党は読売で5、毎日で3〜4です。まとめるとこんな感じでしょうか」
◎渡辺喜美(栃木3区・北関東名簿1位)
全国当確1号が確実 史上最高得票率が確実
◎江田憲司(神奈川8区・南関東名簿1位)
小選挙区で有力 比例復活が確実
○浅尾慶一郎(神奈川4区・南関東名簿1位)
小選挙区で接戦 比例復活が有力
△山内康一(比例単独・北関東名簿2位)
当落線上で優位〜微妙
▲柿沢未途(東京15区・東京名簿1位)
小選挙区では無印 比例復活が微妙〜可能性あり
▲吉野宏一(大阪9区・近畿名簿1位)
小選挙区では無印 比例復活が微妙〜可能性あり
私「山内さんは優位〜微妙か。それにしても読売が5とは意外に多いな。そこまで保守・無党派の受け皿になれるだろうか」
リ「山内さんは当落線上のやや上といった感じですかね。栃木ではかなりの集票が期待できるものの、北関東全体ではどうかという情勢です」
私「で、リの計算はどうだったの?」
リ「参考数字としては、
前回社民党が得票率4.6%(32万票/689万票)で1議席(18位/20人)でした。よってまず最低30万票(有権者の2.6%)が必要だということです」
私「渡辺さんでどれぐらい入る?」
リ「ここ3回の選挙ではだいたい10万票で当選してます。これが基礎票ですね。ただ今回は対立候補が事実上いないということで投票率の低下が心配されます。まあ栃木1区のぶんをいれて10万とは見ていいでしょう。なお毎日の世論調査では栃木県での支持率が8%となっています。これに単純に有権者数160万をかけると約13万票になります」
私「北関東ブロックのメインは埼玉だよな?」
リ「はい、約半数ですね。山内さんは埼玉を中心に選挙活動されているはずです」
私「埼玉で15万票いるわけか」
リ「はい、埼玉の有権者数が580万、投票率が前回と同じ65%だとすると、投票数は377万。15万票とるには投票者支持率で4.0%が必要です。あるいは有権者数の2.6%で15万票です」
私「なかなかきついな」
リ「はい。NHKの何日か前の調査ではみんなの党は支持率0.2%でした」
私「まあ問題は投票に行く人のうち何パーセントかだからな」
リ「はい。いろいろ考慮に入れてもうちょっと細かく計算しておきます」
8月30日(21時、今日・選挙当日)リ「山内さん、当選です!」
私「やったな、見事としか言いようがない」
リ「感動ものですよ、離党後からの
苦悩を知っているブログ読者にとっては」
私「勇気ある決断と行動が全部良い結果になった」
リ「誰よりも早く、真っ先に行動したことが、固い政治信念をもつことの最高のシグナルになったはずです」
私「まあ山内さんは実績も伴っていたわけだが」
リ「とにかく渡辺=江田両氏からの評価も高いに違いないですし、政界再編のコアのコアになることも期待できます。もちろん間違って民主党と組まなければ、つまり4年後の政権交代を見据えて、確かな新自由主義・保守主義の野党を目指すのなら、ということですが」
私「そうだな、今日、日本は名実共に社会主義国家になってしまったが、山内さんの政治生命がつながった、みんなの党が支持を得て健闘したということは、まだ一縷の望みがあるということだ。今日は悲しむのではなく、それを喜ぼう」
これまでの記事:
山内康一さん離党。神奈川9区に注目。
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