スポンサーサイト
2021.09.29.Wed
スポンサードリンク
スポンサードリンク
一定期間更新がないため広告を表示しています
- | - | - | △
ある時江夏は落合と麻雀を楽しみながら「オチ、何で俺から打てないかわかるか?」と問いかけ、答えに窮する落合に「ピッチャーは特定の球種を待たれるのが一番嫌なんだ。お前みたいにコロコロ狙い球を変えていたら一生俺からは打てない」と説いた。
試合が始まっても5回までベンチに入らず、ロッカールームでマッサージを受けたり睡眠を取ったりする調整法は、当時チーム内や球界で非難を浴びたが、今日ではこれらは、全試合待機を義務付けられるリリーフ投手のコンディション維持方法として定着している。
特に前監督・金田正一は面と向かって落合の打撃を酷評した。この時の思いを、後年落合は「オレは社会人もやってプロ入りしたから何とも無かったが、もし高校出の若い選手が、あんな偉い人からプロに入っていきなり言われたら潰れるだろ」など、度々口に出した。
監督としては滅多に選手個人を責めることがなく、少なくともマスコミにはそのようなコメントはほとんどしない。これは選手時代の気持ちを忘れないようにしている彼らしい配慮である。しかしそれゆえ、負けが込んでくると貝になってしまうこともある。