アナルコ・キャピタリズム研究(仮)ブログ

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村上春樹はリバタリアンか?

壁と卵/翻訳という名の
http://hidetox.com/blog/2009/02/17/interpretation/

村上春樹のエルサレム賞でのスピーチ。

私は

壁=システム=国家
卵=個人

と考えて、すわこの人はリバタリアンなのか?と思った。

Why? Because each of us is an egg, a unique soul enclosed in a fragile egg. Each of us is confronting a high wall. The high wall is the system which forces us to do the things we would not ordinarily see fit to do as individuals.

I have only one purpose in writing novels, that is to draw out the unique divinity of the individual. To gratify uniqueness. To keep the system from tangling us. So - I write stories of life, love. Make people laugh and cry.

We are all human beings, individuals, fragile eggs. We have no hope against the wall: it's too high, too dark, too cold. To fight the wall, we must join our souls together for warmth, strength. We must not let the system control us - create who we are. It is we who created the system.


我々は皆卵である。壊れやすい殻の中のユニークな魂である。我々は皆高い壁に直面している。その壁は我々に個人としてふさわしくない行動を強制するシステムである。

私が小説を書く目的はただ一つ、個人の中の神を引き出すことである。それは個人のユニークさを擁護し、同時にシステムが個人を巻き込むのを防ぐことである。だから生と愛について書き、人々を笑わせ泣かせるのだ。

我々は皆人間であり、個人であり、壊れやすい卵である。我々はシステムの前に何の希望ももてない。それは高すぎて、暗すぎて、冷たすぎる。壁と戦うために、我々は心を合わせて温かさと強さを手に入れなければならない。我々はシステムにコントロールさせてはいけない。システムが我々を作ってはいけない。システムを生み出したのは我々自身なのだから。(訳anacap)


私も18から20ぐらいのとき、村上春樹にはまって相当に影響を受けた。とりわけ初期の『風の歌を聴け』『1973年のピンボール』が好きで、今思うとある種のライフスタイルを提案されていたのだろう、彼の小説に出てくる主人公の世間を離れた生き方・見方に憧れていたように思う。『ねじまき鳥クロニクル』から読むのをやめた。彼は生き方からして個人主義的だし、私のリバタリアンの基礎形成に影響を与えているのかもしれない。スピーチのこの部分には共感した。
■村上春樹「壁と卵」 | comments(0) | trackbacks(0) |