アナルコ・キャピタリズム研究(仮)ブログ

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終わり

イギリス経済が16年ぶりのマイナス成長に転じたという。メディアが伝えない間日本を逆転していた、サッチャー改革後に始まる長い拡大が終わったのだ。今日10月24日の新聞・テレビはこのニュース一色である。

10月14日の日曜日Bに会った。Ealing Broadwayにあるテラスが広くてスモーカー御用達のパブで飲みながら、彼は私の悩みを真摯に聞いてくれた。いわゆる華僑であり北京語・広東語・マレーシア語・英語を話せることを強みとするITビジネスマンのアドバイスはとても現実的で参考になった。

彼は頻繁に泊まりに来ていたあの人の名前も憶えていた。キュートなジャパニーズガールの中でも特にキュートなので相当インパクトがあったのだろう。Ealing Commonの日本食レストランに行こうということになり、彼がBMWを止めているショッピングセンターの駐車場へ向かった。そこで彼が教えてくれたのはテナントの店が次々に潰れているということだった。半年前はどの店も確かにあったはずで、彼が直前に話していたイギリスの不況をすぐに現実として見た私はとても驚いた。2人で寿司とそばを食べた後、今後お互い助け合えるし、遠くない将来いっしょに仕事をしようと話してその日は別れた。

今日私は身の危険を感じた。日本市場は811円の大幅下落で、週明けにもバブル後の最安値7607円を更新の勢い、同時に破壊的な急激さで進む円高ポンド安(7月20日251円→10月24日149円)。給料が出ないかもしれない。BBCはイギリスの若者が初めて経験する不況だと伝えていた。街に溢れた若い失業者が夜道で日本人を狙って襲うかもしれない。

追記(2008年11月4日):ブログに載せたいからとこの日Bに写真を撮ってもらっていた。大手以外の店は次々と「閉店」「TO LET(テナント募集)」に。

Ealing Broadway Shopping Centre




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