アナルコ・キャピタリズム研究(仮)ブログ

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いつでも政府を民間企業として見よ

再びL@Jのエントリーより。

今回の金融危機に対するリバタリアンの主張というのは基本的にぶれがない。つまり今必要なのは、次の行動である。

・政府支出を劇的に下げよ cut government spending
・金利を上げろ。 raise interest rates
・大規模減税を行え。(税を撤廃せよ)cut tax
・規制を撤廃せよ。cut regulation

こうすることで、市場は自然と回復することになる。今必要なのは、このような解毒治療だ。ここで減税と政府支出の削減は一体のものである。
さらに政府支出の削減の一つとして、役人の首をcutすることが当然に必要だと私は思う。

Libertarian policy save the crisis
http://libertarian.seesaa.net/article/113887830.html

私は国家や政府に何も期待せず、ただそれが消えてくれることを夢見ているだけなのだが、もし万が一政府が何かをすべきだと考える場合、kyuuriさんの「政府支出を劇的に下げよ」(「金を無駄に使うな」と同義であると理解する)という意見に全く賛成する。

まず世論が間違っているのは、政府が経済の外にいる(半ば何でもできる慈悲深いまたは無慈悲な神のような)存在と暗黙のうちに信じてしまっていることである。市場競争を免れている独占の集合体とはいえ、どうして彼ら政府はただの税金に対するサービスの提供者でしかないと素直に考えられないのか。

いつも購入を強制されているからそこに気付かないのかもしれないが、もし民間の何かしらのサービスがその顧客の生活を悪くしたなら、責任をとって自らの利益を削って補償するだろう。あるいは不況の中経営難に陥った企業は首切りなどによって赤字を抑えようとするし、今現実に起きていることだ。

いつでも政府を民間企業として見よ。それがアナルコ・キャピタリストの立場であり、世間一般とは根本的に異なる発想である。そこから導かれる考えが究極的にはリバタリアンとしては正しいはずだ。
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