アナルコ・キャピタリズム研究(仮)ブログ

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天国への扉

縁起がいいのでこのブログにも是非とも貼っておこう。何より驚いたのはその無駄ヅモのなさ、上がりの早さ。どう見てもやらせだ。だがやらせにしてはつまらないし、こんなもので名誉と信用を危うくすると思えないから本物の偶然と認定する。

【麻雀】九連宝燈を親ヅモ!! ミスター麻雀、小島武夫が公式戦オーラスで逆転の闘牌を魅せる ★3
http://anchorage.2ch.net/test/read.cgi/mnewsplus/1243740387/



しかも小島武夫さん。高校生の私はこの郷土の先輩へ憧れてプロ雀士を志したものだ。後に東風荘の超ランで打って自分には適性がなかったことがわかる。麻雀は「確率暗算力」の勝負だ。

心臓発作を起こし卓上であの世に逝ってしまう出目徳。九蓮宝燈の確率的意味は映画『麻雀放浪記』で有名になった。博徒の中でも「ありえない」クラスの超低確率。ヒロポンですでに衰弱していたギャンブラーにとっては本望の「事故死」であった。

確率と美は重なる。純正(九面待ち)九蓮宝燈の聴牌形の美しさは圧倒的だ。1112345678999。門前清一色のスペシャルケースで、すべての上がり形の中で待ちの種類・数が最大となる(国士無双は特殊形なので除いてよい)。かつ絵的に美しい。それが賭博師の死に重ねられている(蓮と仏の掛けもある)。芸術である。

「死んだら負けだ」。息絶えた出目徳を文字通り身ぐるみはがし、持ち金・持ち物を全部取るドサ健。しかし最後は出目徳をリヤカーで自宅(河原のバラック)まで捨てに行く。「いい勝負だったなあオッサン」。このどうしようもない男ドサ健(むしろ主人公)を演じるのは鹿賀丈史(当時33歳)だ。かっこいい。モノクロで描かれる終戦直後の東京。イカサマ技術の数々。最も好きな邦画の一つである。偉大な小説家・色川武大の原作『麻雀放浪記・青春編』を忠実に映画化している。

ところで九蓮宝燈は英語では Heaven's Door/ The Nine Gates という。どこからでも・誰でも入れる純正九蓮からのネーミングである。これは豊かな自由移民国家にもたとえられる。(何でも強引に自分の思想へ結びつける朝日的終わり方。)
■小島武夫「九蓮宝燈」 | comments(0) | trackbacks(0) |