アナルコ・キャピタリズム研究(仮)ブログ

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バロー経済学:さらば財務省!合理的期待でケインジアンすべてを敵にした男の理論



ハーバードでリバタリアンというのが珍しいとはいえ、マクロエコノミストのスーパースターであるロバート・バローもその一人である。

Robert J. Barro - Libertarian
http://www.theadvocates.org/celebrities/robert-barro.html

シカゴでロバート・ルーカスに影響を受けて、後にマクロ経済学で最も引用されることになる有名なリカード=バロー中立命題の論文を書いた。「政府の借り入れは国民の遺産の増加と等しくなる。よって国債の効果はない。」

バローは金融政策についても合理的期待から説明した。「情報の非対称性があるとき貨幣は実物経済に影響を与える。それは(予想される政策変更ではなく)人々の不確実性への対応からくるものである。」「中央銀行がインフレファイターとしての評判を作るためには、(失業率の低下で変更されない)インフレターゲットへコミットしなければならない。」

(→以上の議論の詳細を知りたい方はECONO斬り!!『ルーカス批判』がおすすめです。)

このようなバローの経済学は一般均衡の枠組みで説明され、それは現代の正統派マクロになっている。少なくともアカデミックでは正統であり、それは価格理論・ゲーム理論の延長線上にある。そして財政政策や金融政策の無効性を主張しているのである。

政府が一方的・強制的に人々に借金させたり、物価を決めたりしてうまくいくはずがないのだ。政治から決別し、民間銀行が自己利益のために競争する自由貨幣社会を志向するのが究極的には正しい。我々は財政政策・金融政策といった全体主義の論争を早くやめなければならない。
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