アナルコ・キャピタリズム研究(仮)ブログ

★無政府資本主義 ◆リバタリアニズム ■色々 ▼ロンドン生活

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ヘースティングスの戦い

8月2日仕事でヘースティングスというイギリス南東部の海辺の町に行ってきた。久しぶりに海を見ることができて嬉しかった。またロンドンの半分ぐらいの値段でまあまあのフィッシュアンドチップスを食べることもできた。(イギリスの中でもこの町のはおいしいことで有名で名物になっている。ただしフィッシュアンドチップスはろくでもない料理である。ふだんは全然食べない。)

1066年フランス王臣下のギヨームはこの地でハロルド2世を激戦の末破りウィリアム1世となった(ノルマン・コンクエスト)。現在のイギリス王室の始まりである。イングランドはこれ以降征服されたことはなく、ウィリアム1世は征服王と呼ばれる。

征服。国家間の戦争というものとほとんど無縁になった現代人にとって、またアナルコ・キャピタリストにとって不思議なものである。理想的な無政府資本主義世界に「征服」というものはない。人々が自分の暮らす「国」「法律」を選ぶ。コストのかかりすぎる好戦的・暴力的なエージェンシーは市場から退出しなければならない。

ではなぜ古代から20世紀までの人類はこのような無政府資本主義に向かわなかったのか。一つの大きな理由として経済的に移動の自由がなかったからというのが挙げられる。情報もなく技術が発展しておらず移動のコストが高すぎてほとんどの人々は生まれた土地にずっと住むこと以外考えられなかった。そこで武力による土地の支配がイコール人の支配(徴税力)になりそしてそれが国家というものになった。

要するに資本主義とそれとともに発達した科学技術による情報力と移動力が人々をアナルコ・キャピタリズムに向かわせる。無政府資本主義は過去にあったとしても特殊ケースでやはり一般的には未来にあるものなのである。
■イングランドの誕生 | comments(4) | trackbacks(0) |

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Comments

無政府主義に最も近い国はどこなのでしょうか?
comment by: 佐藤良太 | 2007/08/11 7:01 PM
資本主義が最も発達し受け入れられている国ということではアメリカでしょう。合衆国といって州の力が強く、連邦政府も建国以来の憲法で厳しく制限されています。精神的に技術的に無政府資本主義国家に最も近い国に違いありません。
comment by: anacap | 2007/08/12 8:23 AM
オランダはどうでしょうか?
comment by: 佐藤良太 | 2007/08/12 3:03 PM
オランダは大麻完全容認、同性婚OK、安楽死合法、性行為自由(12歳から)と圧倒的に先を行っている国で私も前々から関心をもっています。
貿易が盛んで人の出入りが激しいという歴史からそうなっているのでしょう。

アメリカとどっちが自由かは私にはわかりません。
だけど人口も面積も小さく全体として都市化が進んでいるオランダのほうが無政府資本主義により近い位置にあるのかもしれませんね。何はともあれ欧州の中では一番住んでみたい国です。
comment by: anacap | 2007/08/13 6:41 AM

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